行動療法

行動療法

認知療法が思考のゆがみを修正するのに対し、行動療法は今ある症状に注目し、その行動を修正することに焦点を置く、実践的な心理療法です。
行動療法に認知のゆがみも取り入れた認知行動療法という方法もあります。
例えば、学校に行こうとすると動悸や腹痛がはじまる、人前に出ると必ず赤面してしまう、などという人がいます。
このような人は、もともと過度に緊張しやすい傾向があり、以前に一度経験したことに体が無意識のうちに反応してしまうのです。
つまり、学校=腹痛、人前=赤面といった誤った学習をしてしまったため、それが条件反射になっているのです。
それを再学習によって、不安や緊張を取り除き、望ましくない行動を修正していくのが行動療法なのです。

行動療法には、主に次の2つの手法があります。

1.オペラント(働きかけ)条件づけ技法
条件反射的に繰り返す望ましくない行動パターンを変えるために、その行動を消去し、新たに適切な行動を学習する方法で、消去⇒学習⇒増加⇒持続の4段階に分けておこなわれます。
適切な行動ができたら褒めて自信をつけさせることが大切で、周囲の協力が欠かせません。
オペラント条件づけ技法は、摂食障害の治療などによく使われます。

2. 系統的脱感受作法
不安や緊張の対象となるものに少しずつ慣れさせることによって、望ましくない行動を修正していく方法です。
不安や緊張を感じる場面を段階的(5〜10段階くらい)に並べて点数化した「不安階層表」を作り、点数が低い場面から順に一歩一歩慣れていき、徐々に不安や緊張を克服する訓練をおこないます。
訓練をする際は、後述の自律訓練法などによって深くリラックスした状態でおこない、不安程度の低いものから、その場面を具体的にイメージし、不安を感じなくなるまで繰り返します。
その場面に対して緊張や不安が無くなったら、一段階上の場面で同じことを繰り返し、徐々に馴らしていきます。
こうして、最も不安度が高い最終段階をクリアすれば、実際の場面でも同じようにできるというわけです。
イメージするときのコツは、楽しさとか喜び、達成感、満足感、安心感などとともに、苦手な状況を克服した自分をイメージすることです。
系統的脱感受作法は、潜在意識の現実とイメージを区別しないという特性を利用するので、自律訓練法などで催眠に近い状態でおこなわなければ効果的ではありません。
また、イメージ訓練の後に、実際場面での訓練もおこなう方がより効果的です。
この手法がよく使われるのは、対人恐怖症社会不安障害)、乗り物恐怖症パニック障害などです。
ただし、潜在意識に対象に対する不安や恐怖が根強く残っているときは、その不安や恐怖の原因を取り除かなければ、うまくいかないこともあります。

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